ブログ&ニュース ( ~2022 三重バイオレットアイリス )

ハンドボール技術講習会(三重県高校生男子) @三重県鈴鹿市

[ ~2022 三重バイオレットアイリス2022~ 中部大学パートナーハンドボールスクール講師 ]

7月19日。三重県ハンドボール協会からご依頼をいただき、三重県内の高校男子選手を対象とした技術講習会の講師を務めてきた。参加してくれたのは、県内各チームから選抜されたコートプレーヤー40名、ゴールキーパー17名、合計57名。

そして顧問の先生方。ハンドボールに精通する方もいれば、他競技が専門で現在ハンドボール部の顧問をしている先生もいる。

新チームがスタートして約1〜2か月。このタイミングだからこそ、今回のテーマは二つ。
・基礎の整理
・新しい仲間との交流

選抜型の講習会だからこそ、自分のチームでは当たり前のことが、他のチームでは新しい発見になる。チームの枠を越えて学び合えることも、この講習会の大きな価値だと思って準備をさせてもらった。

今回は午前・午後の2部構成で実施した。

基礎を整理するテーマの中で大切にしていたことは2点。
・原理原則を丁寧に説明すること
・日常の練習に落とし込めるメニューの実践(狙いを考えて、自分たちでアレンジができるように)


【午前のメニュー】
・Ball Wup
1人~3人で駆け引き、判断、対人接触、を取り入れながら、頭と身体を同時に動かす

・1on1のDFの整理
「準備」:高さ/利腕側/方向付
「思考」:ゾーン/人/ボール
「対応」:キャッチ/プッシュ
「牽制」:オープン/クローズ

・ゴールキーパー
軸移動してのセービング

・2on2各種
制約を少しずつ加えながら攻守の判断を整理
狭いエリアでの2on2(no PV)
パラレルのみ / OFドリブルなし / DFマーカータッチ後にDF参加(瞬間的な数的不利)
広範囲での2on2
左右のコート連動(OFドリブルなし) / OF反対エリアに進入あり / 条件つきPV参加

DFの目的はなんだと思う?
OFの目的はなんだと思う?

そんなことを問い掛けながら、進めていった。


【ランチタイムはおふくろさん弁当】
ランチタイムはなんと、なんと、おふくろさん弁当。

三重バイオレットアイリス在籍時に、選手たちが練習後に直ぐに食事をとれるよう栄養サポートをしてもらっていた。選手(世界のヨーコ佐野)も雇用してくださっていた。

いや〜、懐かしい味やったなぁ。


【午後のメニュー】
・OF 数的優位(プラスワン)のつくり方 Play Modelの整理
2on3 / トライアングル / ブロック / スライド / アウトサイドスクリーン

・パスゲーム
Name / 3Color

・サイドラインゲーム
1on1~6on6

・4チーム総当たりミニリーグ戦
10分-5分-10分 / タイムアウトあり

ゲームになると、午前中に整理したディフェンスや2on2、午後に取り組んだ「プラスワン」の考え方を表現しようとする姿がたくさん見られた。普段はライバル同士の選手たちが、自然と声を掛け合い、お互いにアドバイスを送り合う。そんな光景が、この講習会のテーマそのものだったように思う。


【総括&質問タイム】
印象に残った質問を3つ紹介したい。
①「高校生の時はトップレベルでプレーしていたわけではない中で、どうやって本気のスイッチを入れて、大学から本格的にハンドボールにチャレンジしたんですか?」
②「ドイツでプレーしている時に大怪我をしたと聞きました。どんな怪我をして、どんなリハビリをして復帰したのですか?」
③「僕は今CBをしています。クッシーさんは現役時代に複数のポジションを経験されたと聞きました。他のポジションから見て、『良いCB』の条件って何だと思いますか?」

どれも技術だけではない。自分で考えて、勇気を出して質問してくれた。最初の自己紹介や講習会を通して僕の競技への向き合い方や、自分の経験そのものに興味を持ってくれた質問だった。「もっと上手くなりたい。」「もっと強くなりたい。」そんな気持ちが伝わってきて、本当に嬉しかった。

だから、自分も高校時代のこと、大学での挑戦、ドイツでの大怪我とリハビリ、そしてセンターバックとして大切にしてきた考え方を、自分の経験を交えながら本気で答えた。


【懐かしの再会、懐かしの場所】
そして今回、個人的にもう一つ楽しみにしていたことがあった。会場となった鈴鹿、そして三交スポーツガーデン体育館。ここは自分にとって懐かしの場所。

大学卒業後、HONDAの選手として3年半。そして三重バイオレットアイリスの監督として6年11か月。合計10年以上を過ごした街が、三重県鈴鹿市。

現役時代からお世話になった先生方、三重バイオレットアイリス時代に何度も助けてもらった先生方とも久しぶりに再会することができた。今、中部大学ハンドボール部にも4名の三重県出身の学生がいる。

そして、この体育館は三重バイオレットアイリスの運営母体の三重花菖蒲スポーツクラブの事務所から徒歩1分。日本リーグ終盤、プレーオフ進出を懸けた熾烈な戦いの中で、何度もホームゲームを戦った思い出の場所でもある。歓声も、緊張感も、試合後の景色も、この体育館にはたくさんの思い出が詰まっている。

年を重ねるごとに鈴鹿でのホームゲームは楽しみでもあり、重いものでもあった。この試合でプレーオフに行くか行けないか決まる。自分の決断一つで勝敗が決まる。選手たちの職場の同僚の皆さんの顔、スポンサーさんやシューターズの皆さんの姿、試合前のコートから観客席を見上げて、太鼓の音が耳に入ると胸が高鳴った。

そんな場所で、今度は講師として高校生たちと一緒にハンドボールができた。あの頃には想像もしていなかった景色だけど、この場所にまた帰ってこられたことが本当に嬉しかった。

三重県ハンドボール協会の皆さま、運営してくださった先生方、そして最後まで全力で取り組んでくれた57名の選手たち。素敵な一日を、本当にありがとうございました。また、一緒にハンドボールしましょう。



「もう櫛田さんにお腹いっぱいです。からのおかわり。」

[ ~2022 三重バイオレットアイリス2022~ 中部大学パートナーハンドボールスクール講師 ]

1/11(土)は宮崎県延岡市でのハンドボール講習会。正式名称は「令和6年度チームのべおか小中高連携アスリート育成事業」とのこと。

メイン講師が僕。メイン講師より遥かに豪華なサポート講師の原さん(写真左上、元三重バイオレットアイリス)と清家さん(写真右上、元レットル佐賀)の3名で進行。

午前は小学生男女。経験者の子も、初心者の子もいる。ウォーミングアップはみんなで体を動かして、1on1を攻めたり、守ったり。最初は6mライン付近でただ立って守っているだけだったのが、高さを出したり、牽制をかけて守ったり、攻撃はまたその背後のスペースを狙いに行ったりと、攻守どちらの視点からも豊かな駆け引きが沢山あった。最後はゲーム形式。

経験者のみんなが初めてハンドボールをやる仲間たちにハンドボールの楽しさを伝えてくれていた。聞くところによると初めてのハンドボールが楽しかったみたいで、翌日もハンドボールをやりに来てくれたみたいだ。最高。

午後から高校生男女。高校生はPVを絡めた2on2がメインテーマ。国スポの宮崎成年男子チームみなさんも駆けつけてくれて、デモンストレーションや指導補助に入ってくれて本当に助かった。

2on2の後は3on3に発展。最後、女子と男子は少し違いメニューをやって終了。宮崎の指導者の皆さんと事前、講習会中と高校生の様子を見ながらメニューを微調整しながら進行させてもらった。「6on6やゲーム形式はいつでもできるから、今日は細かい部分を徹底してやりたいです。」と言う意向だったので、スモールゲーム(部分練習)中心のメニュー構成。

中盤、攻撃が上手く解決できないと言う意味で少し停滞したけど、ボール保持者の動きと、ボールの受け手のポジショニングやタイミングがシンクロし出して、最後の30分は劇的に変化していく高校生たち。あの変化は凄かった。

現地、宮崎ではこんな感じでニュースとして取り上げてもらったみたい。

宮崎ニュースUMKより「五輪を目指す選手が出てきたら嬉しい」

延岡市ハンドボール協会のInstagramより

レットル佐賀のYoutubeをよく見ているので、「あ〜あの清家選手や〜」って思いながら一緒に子供たちの前に立たせてもらっていた。清家さんにはデモンストレーション役を何度もやってもらって本当に助かった。

タクちゃんありがとうね〜。

そして何よりも今回、7シーズン一緒に仕事(ハンドボール)を一緒にした原さんに声を掛けてもらって、宮崎のみんなと一緒にハンドボールができて最高やった。事前に原さんから「フォーメーション、戦術的なことではなく、1on1やPVとの2on2を子供たち、指導者の人に知ってもらいたい。」と何度も連絡をもらった。

原さんとは三重バイオレットアイリスでも、おりひめジャパンでも年がら年中、地球のどこでも同じ場所でハンドボールしていた。「もう櫛田さんにお腹いっぱいです。」と当時よくボヤかれていたけど、こうやって「おかわり。」してもらってまた一緒にハンドボールをする機会を頂けた。ホンマに最高やった。しょもないこと、言うとまた怒られる。


延岡駅前に原さんの手形を発見。すごっっっ!!!

クル、事前準備、当日のフォローと本当にありがとうね。



三重バイオレットアイリスでの仕事を終えて

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

2015年5月1日からスタートした三重バイオレットアイリスでの仕事も2022年3月31日で一区切り。三重国体に向けて7シーズンの契約期間だったが、新型コロナの影響で三重国体も中止になってしまった。全く予想もしていない結末だった。

1年目と7年目にプレーオフを逃した悔しさは今も鮮明に覚えている。2年目に初めてプレーオフを決めたこと、そこから5シーズン連続であの舞台に立てたことはいい思い出だ。しかし、あの舞台で勝てずにこの仕事を終えることは残念で仕方がない。

1年目に飛騨高山BB岐阜戦に引き分けて、プレーオフを逃した。その1週間後にホームでHC名古屋戦を控えていた。プレーオフを逃した後の1週間の準備は本当に難しかった。でもこのHC名古屋戦を落としたらこの1年目の取組み全てが水の泡になるって思っていた。ここで負けたらこのクラブが駄目になるって思って、とにかく必死だった。プレーオフを逃してもぬけの殻になってしまった選手が何名かいて、練習を途中でやめたこともあった。もう2度とこんな想いをさせないって心に誓った。

2年目、壮絶なプレーオフ争いの末、最終戦に勝利して悲願のプレーオフを決めることができた。初出場&初優勝を狙ってのプレーオフはクラウドファンディングで多くの人に支えてもらってバスで熊本まで行った。これまた懐かしい。

3年目の途中からは多くの人に支えてもらって日本代表コーチを兼任しながら三重バイオレットアイリスの仕事を続けるようになった。世界選手権、東京五輪など世界の最前線を経験させてもらった。

シーズンインまでの準備期間に殆どチームにいなくて、代表活動を終えてチームに戻ってきたら直ぐに日本リーグが控えている。何が何でもプレーオフってのだけ頭にあって対戦相手の分析して、練習メニュー考えてってズッと何かに追われている感じだった。プレーオフが終わると、直ぐに次年度の年間スケジュールを立てて、直ぐに代表活動が開始するそんな数年間だった。まあ、この仕事をしているとそんなもんだ。

最後の2年(6年目、7年目)は新型コロナの影響で東京五輪が延期になり、前述の通り最大のターゲットでもあった三重国体が中止になるなど、予想もしていない2年だった。チーム活動が出来なくなったり、練習場所がなくなったり、外で練習しすぎてみんなで真っ黒に日焼けして久しぶりに集まったり、それでも多くの方に助けてもらってハンドボールを続けることができた。

選手もスタッフも一つの勝利のために一丸となって戦った日々。勝利の喜びも、負ける悔しさもみんなで分かち合って歩んできた。シューターズの応援を背に闘うホームゲームは本当に重たくて、でも最高にエキサイティングな時間だった。本当に最高だった。

福井から僕と妻と愛犬、2人と1匹で鈴鹿に来て、長男も次男も鈴鹿で産まれて、愛犬は去年の夏に亡くなった。今度は家族4人で鈴鹿を旅立つ。この7シーズン、ただひたすらにハンドボールに没頭させてくれた家族には心の底から感謝している。最後のシーズンに長男が幼稚園の友だちを誘ってホームゲームの応援に来てくれるようになったのは良い思い出やなぁ。

この7シーズン、全身全霊でハンドボールをやってきた。本当に狂気に近いくらいハンドボールのことばかり考えて時間を費やしてきた。数えきれないくらいの失敗談が詰まった7シーズン。個性豊かな選手たちと専門性の高いスタッフたちとこのクラブでこの仕事ができて本当に最高やったなぁ。

三重バイオレットアイリスに関わる全ての皆さん、本当に本当に有難うございました。



2019年度末と2020年度始めの話。

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

昨日3月31日2019年度が終わり、本日4月1日から2020年度が始まる。

2020年2月27日以降、一ヶ月以上チーム全体でのハンドボールは行われていない。この一ヶ月の事を書き残しておこうと思う。

新型コロナウイルスの影響を受け、2月29日、3月1日の日本リーグの最終週2試合と3月13^15日のプレーオフは中止が決定し何とも言えないシーズン終了だった。この頃は、まだどこかで対岸の火事的な思いが自分自身にもあった。「そこまでする必要があるかな?」と当時は考えていたのかもしれない。

レギュラーシーズン最終週2試合に勝利していれば、MVIとしては過去最高位の3位に入る事ができた中でのレギュラーシーズン終了になり、やりきれない気持ちで一杯だった。

3月4日にプレーオフ中止の発表がJHLからあるまではコンディションを維持しつつチームで活動していた。レギュラーシーズン最終2試合とプレーオフは中止になったが、シーズンの総括や振り返りを済ませてチームはオフ期間へ入った。(オフとは言えども、選手は当然、仕事があるので、チームでの練習が無いって言うだけだが)

シーズン途中に加入してきた大学生3名に関しては3月13日まで新シーズンへの準備と傷害予防を兼ねて基本動作修得のトレーニングを継続。またトレーニングと並行して、目標設定やバイオレットの選手としての在り方などを考えて貰う機会を設けた。

新加入選手への各種対応をしつつ、既存選手との個人面談を実施。選手からの一年の振り返りを受けての監督&コーチからのフィードバックを行なった。

引退及び移籍の意向を聞き調整に入ったり、リハビリ中の選手の職場へ経過報告に行ったり、産後からの競技復帰を果たした選手のサポートチームの皆さんとの1年の振り返りミーティング行なったり(この時期なのでWebミーティング)、新加入選手たちの4月からの雇用先企業との調整だったり、代表選手たちの取材調整だったり。何だかんだとバタバタする日々を送っていた。

そう言えば、バタバタする日々の合間を縫って、3月上旬に同じ鈴鹿市内で引越しをした。42年の人生で20回以上引越しを経験している。前の家から信号機4つの引越しなのだが、何だかんだと一ヶ月ずっと家の片付けをしている。

話が脱線した。

本来であれば3月13日から東京でプレーオフを戦う予定だったので、この時期は「本当にこれで今期終わるんだぁ」って言う、やりきった感の無い不思議な感覚を持ちながら、2019シーズンの締めと2020シーズンの準備に追われる日々が続いた。

2020シーズンの準備の中には、代表チームコーチを継続した場合(現在の業務委託契約期間は2019年5月1日から2020年3月31日)の不在期間の準備も含まれる。この頃はまだ東京五輪の延期は決まっておらず、4月以降はほぼチームに居ないことを予想しながら、MVIの2020年度の活動計画を練っていた。

それぞれのタイミングでオフをとっていた選手たちが帰省から鈴鹿に戻ってきた。新加入の選手たちの卒業式も中止やコンパクトな形式になるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響がジワジワと日常生活でも感じられるようになってきた。東京を中心にいよいよ日本各地で感染拡大の様子がヒシヒシと伝わってくるようになった。

そんな中、3月24日の夜に東京五輪延期の報道があった。この決定を受けて、先に東京五輪に向けて強化活動をスタートさせていた男子日本代表チームの国内合宿がストップした。

オフに入る前のMVIの計画では3月25日から自主練習開始、3月31日ミーティング、4月1日から活動開始予定となっていた。この計画に基づいて、医療スタッフに活動ガイドライン(新型コロナウイルスに対して)を準備してもらっていた。

3月31日のミーティングではチームを離れる選手(引退・退団)から挨拶の機会を設ける予定だった。もっと言えば、オフに入る前は送別会的なことを考えていたが、それも取りやめて短いミーティングに変更していた。その中で、一言だけでもチームを離れる選手からの挨拶の機会と送り出す機会を作りたかった。メディアスタッフもインスタライブなどで、引退選手を送り出す準備をしてくれていた。

30日の午前中まで上記の予定で進めていたが、ガイドラインを踏まえてチームドクターに相談し、ご指導を頂いた。その上で最終判断をし、30日の深夜に31日のミーティング中止と4月1^12日までの期間の活動停止の決定を全選手に伝えた。

3月31日には、クラブの理事及び関係各位に上記を伝え、4月1日(ついさっき)に公式HPでもアナウンスした。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止対応について。」

本来であれば、チーム退団者を送り出し、インスタライブを配信していたであろう3月31日の夜にとある選手から電話があった。

「自宅で在宅トレーニングしたんですけど、みんなでテレビ電話しながら一緒にやったんですよー。こんなご時勢だけど、この様子をSNSで出しても大丈夫ですかねぇ???」

時を同じくして、梶原GMからの電話。

「櫛田さん、選手からの連絡きました?アイツら、何なんですか?最高ですよね。もうSNSに出してもいいですよね?どう思います?」

引越しして間もない家で鍋をつつきながら、ニヤニヤ顔で電話している僕、僕の側でこれらのやり取りをニコニコしながら聞いている妻と息子。

このクラブでこの選手とこのスタッフとこの仕事が出来ること、それを支えてくれる家族がいること、こんな大変な時だけど何とも誇らしい気分になった2019年度末と2020年度始めの話。



MVIの新しい歴史を作ろう

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

九州遠征を終えてフェリーに揺られて鈴鹿に戻ってきた。先週末の試合結果を受けて4年連続のプレーオフ出場が確定した。

山梨での北國銀行戦に勝利した時点で10戦6勝4敗(勝点12)、その週末の東海地区での2連戦(HC名古屋&オムロン)は1勝1敗。

MVI 26-22 HC名古屋
MVI 24-26 オムロン

オムロンとの直接対決に2点差で敗戦したこともあり、この時点で順位は5位へ転落。残り4戦に全勝すれば4年連続プレーオフ出場は自力で決めることができるので全く問題なし。

シーズン途中に順位の変動はあっても、勝点だけは絶対に減らない。

とは言え、リーグ終盤のこの時期は知らず知らずのうちにプレッシャーがかかってくるものだ。

そんな中での今回の九州遠征は、どちらの試合も苦しみながらもDF &GKが粘りに粘って手堅く勝利することができた。1シーズン戦っていれば、上手くいかない試合もある。それでも負けずに、勝点を積み重ねていくことが何より大切。

MVI 21-16 アランマーレ
MVI 21-17 飛騨高山BB岐阜

14戦9勝5敗(勝点18)、これでレギュラーシーズン4位以上が確定。4年連続のプレーオフ出場である。

監督(櫛田→梶原)が代わり、主将(原→万谷)が代わり、主力選手の怪我や海外移籍もありながらも、チーム全員で掴み取った日本一への挑戦権。

とは言え、今週末もレギュラーシーズンが残っている。残り2戦に連勝すればクラブ最高成績のレギュラーシーズン3位が決まる。また一週間いい準備をしてMVIの新しい歴史を作ろう。



風林火山

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

山梨での北國銀行戦に勝利‼️

MVI 32-24 北國銀行

コートで全力を尽くした選手、ベンチやコートサイドから声をかけ続けた選手、怪我で遠征に来れずに勝利を祈り続けた選手、これまで三重バイオレットアイリスに関わって下さった全ての皆さんのお陰です。

本当にありがとうございました‼️

バスに揺られて、鈴鹿に戻ってくると怪我で遠征に帯同できなかったメンバーが出迎えに来てくれた。試合会場には東京でリハビリ中の原が駆けつけてくれた。

ボールを持つのは1人、コートに立つのは7人、ベンチに入るのは16人。

怪我をしていても、ベンチに入れなくても、同じ会場に居れなくても、自分ごととして日本リーグを共に闘ってくれている仲間たちがいるってのは最高だ。

今日の勝利は本当に嬉しい。しかし、まだ何かを成し得たわけではない、次のHC名古屋戦は本当に大事に試合になる。

自分たちの試合(今日の北國銀行戦)の映像を見直し、先に進めてあった次戦(HC名古屋戦)の分析映像と照らし合わせる。

明日は練習は休み(とは言え日中、選手は出勤)。2日の準備期間でどう備えるか。コンディションを整え、頭と心をクリアにして、本番へ。

毎試合この繰り返し。これまでと変わらず、目の前の一戦に最善の準備をして全力を尽くそう。



日本リーグ一巡目終了。

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

熊本での世界選手権を終えて、約一ヶ月半。世界の列強と対峙した瞬間はもう遥か昔のように感じる。

アルゼンチンとの開幕戦、9,100人の観客には心が震えた。予選ラウンドを突破して、メインラウンドへ。モンテネグロ戦の当日、監督のウルリクが「ここからが本番だ、勝利するためにFOCUS‼︎」とスイッチを入れ直し一段階ギアを入れた。オレンジ軍団オランダが初優勝で大会の幕を閉じた。

2019年12月中旬に鈴鹿に戻り、年末の日本選手権を経て、2020年1月5日から今期の日本リーグが開幕した。2/1、日本リーグの一巡目を終えた。現在8戦5勝3敗(勝点10)。

MVI 23-27 SONY
MVI 26-20 HC名古屋
MVI 22-27 北國銀行
MVI 29-28 オムロン
MVI 34-23 アランマーレ
MVI 29-24 大阪ラヴィッツ
MVI 21-22 イズミメイプルレッズ
MVI 34-19 飛騨高山BB岐阜

シーズン開幕前、開幕後の怪我による戦線離脱や海外移籍などもある中で、試合を重ねる毎にチームとしての戦い方が整いつつある。 監督が示すゲームプランに則った中で、自分の役割を理解してプレーする事は大切だと改めて感じている。

怪我してコートに立てなくても、鈴鹿から離れていても、チームの一員として一緒に戦ってくれているメンバーがいる。ここから先はMVIに限った話でも、ハンドボールに限った話でもなく、怪我した人あるあるかもしれない。(大怪我をしないに越したことはない。)

怪我をして長期離脱すれば、チームメイトの優しさが有難い時もあれば、煩わしい時もある。チームが勝てば嬉しい気持ちも悔しい気持ちもある。そんな自分が嫌になったりもする。そんなの人間なんだから当たり前だ。

それでもチームとも、怪我とも、自分とも向き合って丁寧な毎日を過ごす。その積み重ねが人としての成長を促し、自分がコートに立った時に戻ってくるんじゃないだろうか。

話が少しそれたが、MVIにとって次戦の2/9のSONY戦から2/16のオムロン戦までが一つの正念場になる。2/9^16までの8日間で4試合、SONY、北國銀行、HC名古屋、オムロンと対戦を控えている。

とは言え、1日に4試合あるわけではないので、目の前の一戦一戦に丁寧な準備をして、全力を尽くすのみである。心技体のコンディションを整えて、バイオレットらしく戦おう。

新加入の大学生3名も卒業論文&自動車の免許取得など学生生活と並行しながら、少しずつ練習や試合に合流してくれている。完全にチームに合流するのはもう少し先だが、プレーオフ争いのこの時期にチームの一員として色んなことを感じてもらうのは有意義な事だ。

クラブやスポンサー企業の意向を汲み取りつつ、本人たちの希望を聞きこれから雇用先企業の調整に入ることになる。

今期はチームマネージャー兼コーチとしてクラブに関わっている。梶原監督がタクトを振るいやすい様に、選手が自分の役割を理解して思い切ってプレーできる様に環境を整え、1つ先、2つ先の事を準備するのが今の僕の役割である。



日本にて

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

8月末に欧州遠征から帰国して、その足で千葉県の高校生&指導者対象の講習会に向かい、鈴鹿に戻って国体東海予選を戦った先々週。

先週初めはMVIの練習が休みだったので、夏の終わりに少しだけ家族での夏休み。実家に戻って息子の4歳の誕生日を祝ったり、プールに行ったり、幼稚園の参観日に顔出したり。電車好きの息子は、欧州遠征から帰ると深海生物&恐竜好きになっていた。

週半ばからはMVIの活動再開。夜間の通常練習、スポンサー企業での講演、スタッフ会議。度重なる怪我からの復活を目指すユキ&ヨーコサノもトレーニングを奮闘中。育休中のエレナもいよいよ夜間練習で活動再開。そして週末は下呂合宿。ブルズ&アランマーレの皆さんと一緒に25分ゲームを何本も回した。日本リーグ勢、お互い切磋琢磨して日本のハンドボールシーンを盛り上げていこう。

今日からまた新しい一週間。茨城国体の組み合わせも決まった。朝から一週間のスケジュール確認。お昼過ぎまで先週末のテストマッチの映像を見直して、編集作業。午後からは梶原監督とのミーティング&少しだけ自分のトレーニング。そういや梶原監督とのミーティングに向かっていると仕事中のカノンとすれ違った。遠征帰りの翌日、チームの夜間練習は休みでも日中は通常業務を頑張っている選手たち。

「鈴鹿に戻って来た時くらいゆっくりしろ」と言ってくれる梶原監督。
「鈴鹿に戻ってきている間にたまには休め」と言う櫛田前監督。

ミーティング&トレーニングを終えて夜は家族での夕食。久しぶりに家族で焼肉へ行った。4歳になった息子はコブクロが気に入った様子だった。

今週は平日は鈴鹿でMVIの通常の活動。週末は奈良県での講習会を予定している。

あと10日くらいでまた鈴鹿を出ることになる。息子の誕生日&参観日を終えた途端、妻は僕が家を開ける日を指折り数え始めている。ニヤニヤしながら、「次はいつから行くんや」と…

今週もええ一週間にしよう。



鈴鹿にて

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

今日は7月16日、今は東京に向かう新幹線。明日7月17日から本格的に日本代表活動が再開。デンマーク合宿、国内合宿を経て、アジア大会(ジャカルタ)という流れでの活動、次に鈴鹿へ戻るのは9月上旬になりそうだ。今回は1ヶ月半もの間、鈴鹿を離れることになるだろう。

6月26日から7月16日までの3週間弱は三重バイオレットアイリスの強化に集中していた。選手個々の成長を見極めながら、やる事を絞って強化を図った。限られた時間と機会の中で選手たちは集中して頑張ってくれた。1日、1回の練習、1プレー、1分、1秒無駄にはしない。そんな想いで本当に頑張ってくれた。

通常のトレーニングとも並行して、リクルート対象選手の受け入れ、ファン感謝デー、バイオレットJrカップ、トークセッション、公開紅白戦、選手との個人面談、大学生の夏合宿受け入れなど、未来への種まき&ホームタウン活動などイベント盛り沢山の毎日だった。

3連休前の2日間7月12日、13日は意識的に予定を開けて、梶原コーチと個人個人の成長とチームの強化の方向性をずっと話し合っていた。何だかんだ言って、梶原がいるから何とかやっていける。

3連休の初日7月14日は自宅から一歩も出ずに梶原コーチと共有した内容を元に、これからの事を整理していた。僕にとって、こういう時間&機会を持つことは大切なこと。意識的に考えを纏める時間を持たないと、集中して行動できない。

そして昨晩は池原綾香(ニューコビン)のおかえりパーティー。(古巣に顔を出してくれて嬉しい限りだ。)クラブのみんな、気の合う仲間でゆっくりと時間を過ごすことができた。高井さん、梶原の誕生日祝いと共に、妻の誕生日もみんなで祝ってくれた。江森(えもち)が新スタッフに加わってくれた。息子も照れ臭そうに、でも嬉しそうに「Super Violet Soul」の輪に加わっていた。クラブのイベント参加を楽しんでくれる家族がいるのもこれまたありがたい。

まだまだ道半ばではあるが、いいクラブになったなとつくづく思う。本当にこのクラブの監督係で良かったなと思うし、この選手たち、このスタッフと、この仕事ができて幸せやなと思う。毎日楽しくてしょうがない。

あーだこーだ言いながらも、限られた時間と機会である事を理解して、ハンドボールをやる時は、ぐっと集中して頑張る選手たちには感謝の気持ちしかない。まあ選手たちは「早く行ってくれ。もう帰ってくるな。おらん方がいい。」と言うやろうけどね。そう言う意味で、選手たちの集中力と結束力は凄まじいのだ。

この後、チームは7月末の東海ダービーを経て、8月2週目には国体東海予選へ挑むことになる。選手もスタッフも色んな想いを持ってこの国体東海予選に向かっている。本番のその場に全員が揃うことはできないけど、自分が関わった何かが、チームの何処かに関係している。みんなそんな想いでやっている。一隅を照らす。

暫くみんな離れ離れになるけど、選手もスタッフもそれぞれの場所で成長し、9月にまたみんなで会おう。



バイオレットJrカップ&紫桃戦 〜僕たちが大切にしていること〜

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

気がつけば7月中旬。先週末はバイオレットJrカップ&公開紅白戦(紫桃戦)を開催。

全国各地から小学生ハンドボーラーが三重県に集結。各チームにバイオレットの選手たちがついた。

ウォームアップ&昼食を共にし、試合のベンチにも入り、試合の合間にはトークセッションも実施した。

トークセッションでは選手たちもその趣旨を理解した上で、主体的に子供たちと触れ合い、自分の想いを子供たち語ってくれていた。

「夢」「目標」「仲間」「協力」「感謝」「笑顔」「楽しむ」こんな様な事をキーワードにしながら、自分のこれまでの経験や大切にしてきたことを本気で話してくれた。「怪我」「苦しみ」「壁」を乗り越えて、今がある。

対戦相手がいるから試合ができる。レフリーがいるから試合ができる。お父さん、お母さんがいるから試合ができる。コーチがいるから試合ができる。体育館があるから試合ができる。ボールやシューズ、ユニフォームがあるから試合ができる。

自分が子供に声をかけたその一言が、その子の未来へ繋がっている。自分を成長させてくれた大好きなハンドボールの未来への種まきをしているのだという事を選手それぞれが考えてくれている。クラブチームの僕たちにとってこうした活動はとても重要。選手たちもその本質を理解した上で協力してくれた。

バイオレットJrカップの後は一般公開での紅白戦。通称「紫桃戦」。今回は20分×3本の変則ルール。ユニフォーム&シューターズの存在が選手たちをより一層ガチンコモードにしてくれた。スポンサーがついたユニフォームに袖を通し、シューターズを目の前にしてハンドボールができる。

これこそ三重バイオレットアイリスの選手としてハンドボールをプレーできる醍醐味なのだ。

バイオレットJrカップ&紫桃戦を終えて、選手たちはそれぞれ自分の言葉でこの日のことをSNS等で表現していた。その全てを紹介はできないがNo10の河嶋が「へんてこブログ」でその日の様子を綴っている。

子供たちとっても、シューターズにとっても、バイオレットの選手たちにとっても、素晴らしい時間になった。それを繋いでくれたのがハンドボールだ。